今、Uは首位を目指して攻勢をかけているが、企業経営をめぐるトラブルが不安定要素となっている。
Uが日本への乗り入れの意志を表明したのは89年で、実現したのは92年である。
日本線の開設は永年の夢であったが、シカゴ‐シアトル‐東京とポートランド‐東京の2路線で合わせて週7便であった。
巨人Uとしてはどうにも我慢できない便数ではあったが、大規模な広告、プレゼント攻勢でJを震憾させた。
次に打った手が94年のPの太平洋部門の一括買収だった。
Pの路線権と従業員2700人、航空機略機と付帯資産を7億5000万ドル(当時で1800億円)でまるごと買った。
その後のUはシンガポールなどに就航している。
しかも、ほとんどがデイリーフライトというのが王者Uらしい。
日本人を含めて、日本語を話せるスチュワーデスは1〜2名乗務する程度なので、あまり過度な期待はできない。
日本語の新聞、雑誌、機内誌「フレンドリースカイ」の用意あり。
映画の日本語吹き替えは半数程度。
ビジネスクラスは名称をコノシュアクラスから変更。
機種によってシートのサイズに多少のバラツキがあるが、ヘッドレスト固定式、レッグレスト可動式、ランバーサポート、テレビなし。
料理は洋食の肉、魚、幕の内弁当の3種からの選択。
カリフォルニアワインあり。
地上ラウンジはクラス別で利用可。
近年、日本線のビジネスクラスのサービスが向上し、しかもベタベタしていなくてよいとの声が聞かれる。
フライトが豊富でチケットが割安。
機内サービスでの満足を我慢して、マイレージをためることに専念するときに利用。
ただし、エコノミーのシートピッチは狭すぎる。
凄まじかった。
Pが長年かけて築きあげた路線を白紙に戻し、3カ月ごとに路線を組みかえて結果を検証したうえで、最も効率のよい路線をつくりあげた。
日米航空協定で認められている権利はフルに行使し、採算の悪い貨物専用便はすべてカットした。
使用機は徹底的に見直し、路線に合うように大幅に入れかえた。
大新聞に2頁ぶち抜きの広告を大量に打つとともに、ボーナス距離を大盤振る舞いしたマイレージ・サービスを導入した。
代理店への営業力の格段の強化、強大なCRS(座席予約システム)“アポロ”の導入、格安航空券の販売などで、メキメキと頭角を現し始めた。
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